4人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
「どうしたの?朝からめちゃくちゃうるさい美玲が黙ってるとか、逆に怖いんだけど。」
「ァハハ。なんでもないよ。」
「なんか悩んでるなら相談してよね。し、親友なんだから////」
「帆華、、、ありがとう!!」
「ちょ、抱きつくな!!」
「えへへ」
キーンコーンカーンコーン
「教室戻ろ?」
「うん!」
帆華、ありがとう。
なんか嬉しくて泣きそう、、、
1番後ろの席でよかった。
「、、、ヒック」
「美玲どうした!!」
「、、、ちょっと、、ヒック保健室行きます、、、」
「ああ!わかった。帆華。ついていけ」
「はい。美玲行こ?」
「1人で大丈夫です、、、」
「美玲、、、」
「わかった、じゃあ行け」
「はい。すみません」
~保健室~
「失礼します」
「……」
「先生ー」
「……」
「いないかぁ、ちょうどよかったかも」
誰にも見られないで泣ける。
私、どうしちゃったんだろう?
こんなに泣いたの初めてかも。
でも、なんでこんなに泣いてるんだろ?
帆華が言ってくれた事はすっごい嬉しかった。
でも、それだけでこんなに泣いてるんじゃない。
胸がぎゅーってなって痛い。
帆華は好きな人がいて、私にはいないから?
それとも帆華がヒロ先輩の事で照れる事にヤキモチ?
わかんない。
「ヒック、、、ヒック、、、」
涙が止んないよ。
「はい。」
目を開けると、背の高い男の人が立っていてハンカチを差し出している。
泣いていたから目はボヤけていて顔は見えない。
「あ、ありがとうございます、、、」
「どこかが痛いから泣いてるじゃないよね?」
「………」
「言える事なら俺聞くよ?」
信じてもいいかな?
この気持ち、何か教えてくれるのかな?
「自分でも、なんで泣いてるのかがわかんないんです、、、だけど、胸がぎゅーってなって痛いんです。、、、、、、」
思っている事を全部その男の人に言った。
スッキリして自然に涙が止まった。
「長々とすみません。初対面なのにこんな事言って迷惑ですよね」
「迷惑じゃないし、初対面でもないよ?」
「えっ?」
ボヤけていた目をこすって恐る恐る目を開けると、
「えーーーーーーーーーーー!!」
最初のコメントを投稿しよう!