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「突然だけど、お母さんとお父さん離婚するから」
『は?』
「お母さんとお父さんどっちについてくる?」
『はあああああああ!!?』
俺の名前は水無月出親、名前読めねえよなわりィいずみって読むんだ
ちょうど今人生の分岐点みてーな所に立たされてんだが‥いつもは普通の高校生だ
俺は小さい頃から全てが普通よりちょっと下のどこにでもいるようなガキだった
違うと言えば‥そうだな目は異常に良かった、まあ対して良いことじゃねえし最近は嫌になってきたからメガネしてる
両親と俺の三人家族、水無月家はいたって普通の幸せな家族だった、昨日までは
今日、普通な水無月家は普通じゃなくなる
母さんは隣のおじさんと父さんは隣のおばさんと結婚するらしい、だから二人は離婚だとよ
『どっちに‥って、向こうにも子供いんじゃねぇかよ』
「夏未ちゃんはお母さんに、涼くんはお父さんについてくそうよ」
『なん‥だと!!?』
俺は母さんについていこうと思ってたが、夏未がいるなら話は別‥俺はあいつが大嫌いなんだ
でも父さんの方には行きたくねえし‥
(ああ、そっかこうすればいいんだ)
『俺、一人暮らしするよ』
「お金はどうすんのよ」
『そんなの二人が出してくれよ、養育費とか言う奴
俺は母さんにも父さんにも着いていきたくない、隣の家の女共はどうにも合わなくてな』
母さんと父さんは少し考えてから、了解をだしてくれた
「でも、住むところはお母さんの言う所にしなさい」
『一人暮らしできんならどこでもいーよ』
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