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「なななんで、てめェがここに入るんだ!!?」
『え、だって今日から俺ここに住むし』
「「「なんだとおおおおおおお!!!??」」」
うるさいな、いちいち叫ぶなっつーの
「だって出親ちゃん、ここは男子だけだよ!!?」
『さっき佑助に教えてもらった』
「なんだ?どうしたてめーら」
「小次郎!!こいつ女だぞ!!?girlだぞ!!?」
二回も言わなくていいだろ
「なん‥だと!!?」
『俺は女だぜ?』
あれ?なんかややこしくなんのか?
「水無月出親、國城高校1年1組女‥だ」
『ん?俺の事知ってんのか?』
「我は生徒会所属ぞ、同じ学年の奴くらい把握してるに決まってるだろう」
『ふーん、俺自分のクラスの奴しか知らねーからな』
元親と元就は知らなかったし、慶次は中学一緒だったから知ってたけどな
「小次郎どうすんだ、出親は男みてぇだが一応女だぜ?」
一応ってなんだ一応って、まあ男みてーってのはわかるけどな
「どうするも何も‥引き受けちまったしな‥」
『え、俺ここに住んじゃダメなのか?
やべえじゃん住むとこなくなる』
「いずみん‥ちょっと黙ろうか、ややこしくなるからね」
佑助が言うなら黙ろう、うん
佑助の話によるとどうやら、男子オンリーの國城荘に女子が一人ってのはいまいちダメらしい
別に俺はいいのにな
俺、どうなっちまうんだろ
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