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高明はギュッと瞑った目をゆっくり開ける…
そこにはさっきの人気のない道はなく、
井戸があった。
「嫌な予感しかしないのだが…」と自然に呟いていた。
高明はヤバいと思いながらも、井戸から目が離せなかった。
すると、井戸から手が出てきた!
「う、うゎぅ!で、でででで出たっ!!さだ、さだ…貞k」
「違うっ!」
と声がしてきた。
「ふぇ?貞…子、じゃないの?」
「だから違うって言ってるじゃん!」
とまた聞こえてきた。
そして井戸から顔が出て来る。
「私は貞子じゃないよ!今どきこんな古典的なビビらせ方なんて、貞子だってしないよ!」
と、説明するのは井戸から見える、髪が長い女性らしい「もの」だった。
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