4章:重なる想い

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「……じゃあ、泳ごうかな」 「うん」 「でも水着が……場違いな感じで……」  パーカーのファスナーを下げて見せると、誠は優しく微笑んだ。 「ドキっとしたー、かわいいよ」 照れて俯く葵の手を取って、二人で海の中へ入っていく。波をかぶりそうになった葵を抱きしめ至近距離で笑い合った。
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