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まわりに人がいたし、自分じゃなかろうと、スルーした。
『飲み会いかん?!』
同じ問いかけがあり、顔をあげる。
にやにや顔のマユミがいた。
「あたし?」
疑り深く聞き返す。
『秋野ミカ!明日の金曜、ラウンドボックスってバーで飲み会するから!絶対参加ねー!』
マユミは満面の笑みで私の肩を叩く。
どうしてここの生徒は、相手の肩を叩くんだろうか。
ユウちゃんとマユミから衝撃を食らった右肩が、ジンジンと悲鳴をあげた。
自分の左手で優しくさすってやった。
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