第二期

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まわりに人がいたし、自分じゃなかろうと、スルーした。 『飲み会いかん?!』 同じ問いかけがあり、顔をあげる。 にやにや顔のマユミがいた。 「あたし?」 疑り深く聞き返す。 『秋野ミカ!明日の金曜、ラウンドボックスってバーで飲み会するから!絶対参加ねー!』 マユミは満面の笑みで私の肩を叩く。 どうしてここの生徒は、相手の肩を叩くんだろうか。 ユウちゃんとマユミから衝撃を食らった右肩が、ジンジンと悲鳴をあげた。 自分の左手で優しくさすってやった。
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