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「チャミナー!!」
僕が学校へ行くと、朝からウザいくらい元気な声が聞こえた。
声の主は…見なくてもわかる。
「…おはようございます…ジュンス先輩。」
「おッはよー!!チャミ、テンションひっくいなぁー♪」
朝からこんなにウザいのは…この人しかいない…。
「貴方が朝から元気なだけですよ…。」
「えー?そーぅ?」
あぁ…うるさい…。
只でさえ眠くてイライラしてるのに…。
朝からこんなうるさい人に会うと…
余計にイライラしてくる…。
「それじゃあ、僕はこっちなので。」
僕は階段の上の方を指した。
「うん!じゃね!!」
この学校は1年三階、2年二階、3年一階と、学年で階が違うから、2年のこの人とはここでお別れ。
やっと静かになると思い、早足で教室に向かおうとしたら…後ろからバタバタという足音が聞こえた。
「チャミー!!ちょーッとストーップ!!」
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