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｢なんでも綾と吉野くんは幼なじみで、
告ったのは……吉野くんから、だって…｣
私の顔色をうかがうように話す友達は、
私が吉野くんを好いているのを知っている子だ。
申し訳なさそうに言うが私はそれどころじゃなかった。
幼なじみ恋愛なんてよくあるじゃない。
吉野くんから告白したってことは…既に望みなど、持てない。
｢ねぇ…｣
私は隣で私の失恋を象徴するかのようにうなだれている友達に話しかける。
｢この学校の、
…………放送室ってどこ｣
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