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大歓声の中、チームの奴等が気持ち悪い顔で俺の所によってきた。
「すげっ、お前すげぇよ!?あの颯人に競り勝っただけならまだしもなんだよあのダンク!?お前、何もんだよ!?」
すげぇのはお前の勢いだよ。唾めっちゃ掛かってるんだけど…。
「あー、はいはい。称賛はそこまででいいよ。勝つのに時間足んなくなるかもしんないから早くやろう」
俺は興奮している奴等を軽くあしらってから相手チームを見る。
未だに驚愕の表情。俺だったら今のうちに点入れてるんのにな。
まぁ、狙ってこないのはラッキーってことで。
ここから先は俺の宣言どおりずーっと俺のターン。
つまり、ゴールラッシュだった。
春風と赤髪と青髪が予想外な動きで俺を止めようとするが俺はそれ以上の動きで得点を重ねる。
「ふっ!」
「たぁっ!」
「っ!」
ついには俺のマークが三枚になった訳で(と言っても他のやつにパスしても対応されるのだが…)只今三枚ブロックで防ごうとしてきた。
だが俺は奴等の上を超す山なりの3ポイントシュートを放つ。
勿論、ゴール。
「残念。5センチ足んなかったな」
これで36ー35。
つまり逆転。
残り時間後、20秒。
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