影キャラ作りの第一歩

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教室に入った俺はクラス中の生徒からの視線を集めながら担任の何とか先生の横についた。 「じゃあ、黒板に名前書いてくれる?」 「めんどいので口で言います」 クラスが軽く氷ついたが今はどうでもいい。 何とか先生が何とかと言ってきたが普通にスルーして俺は挨拶をした。 「月島一平です。趣味、特技は音楽を聞きながら寝ること。 好きなことは音楽を聞きながら寝ること。 好きな授業は音楽を聞きながら寝れるやつ。 好きな食べ物はメロンパン。 嫌いなことは音楽を聞きながら寝ている最中に起こされること。 嫌いな人は音楽を聞きながら寝ている最中に起こしてくるファッキンヤローです。 つーか、自己紹介長くね? なんか面倒臭くなってきたので先生席どこですか? あぁ、わかりました。あの窓際一番後ろの不自然に空いている席ですね。 ……ちっ、ああいう席はクラスの超イケメン主人公的な奴か超美人ヒロイン的な奴が座っていればいいのに。 まぁ、しかたないでしょう。妥協します。 本当に嫌々で座らせていただきますので朝のホームルームでも再開していてください」 そして、俺は席につき、イヤホンを耳に入れ、眠りについた。 俺の挨拶を聞いていた担任を初め、クラスの連中は口をポカーンと開けていたのが印象的だったがどうでもいいのでたった一言言わせてもらう。 テラアホ面(笑)
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