01

4/5
前へ
/7ページ
次へ
「この殺人的な暇さは何とかならんもんかね…」 真っ白な部屋の真っ白な天井を眺めながら呟く。 本当に暇だ。 驚くほど暇だ。 雑誌や漫画は読み飽きたし テレビはつまらないものばかり。 病院での生活には慣れても この暇な時間だけは慣れないし、 対処法も分からない。 辛い。辛すぎる。 「はあ…」 俺はため息をつきながら 読み飽きた妖怪雑誌をぺらぺら捲った。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加