第1話 魔を滅する者

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―――――― 「ここですか?」 「あァここだよ」 階段を下ったらまた扉があった。 その扉には“魔を滅する者 支部”というプレートが張られていた。 「ようやく着いたね……ここ遠すぎなのよ」 「この支部、いちいち面倒くせェんだよ」 愚痴りながらも鍵を開ける水島さん。 「そうだ人波君」 「なに?」 「ようこそ、“魔を滅する者”へ」 そう言って扉を開ける。 中から光が漏れてきた。 「お帰りなさい。桜、重さん」 そこは研究室のような場所だった。
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