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バッと豪快にぼくはベットから出た。
息が乱れる。嫌な汗が頬を伝って布団に落ちる。パジャマが寝汗で湿っている。
実に不快だ。
窓から外を見れば月が出ていた。
三日月だった。
ぼくの心臓を抉るような形をしている。
外は暗かった。
ぼくを独りぼっちにしそうな暗さだった。
さっきまで夢を見ていた……
いやに現実味を帯びている夢だった。
とりあえずぼくは寝汗を洗い流すためにシャワーを浴びた。
そして寝直した。
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