第2話 入団

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バッと豪快にぼくはベットから出た。 息が乱れる。嫌な汗が頬を伝って布団に落ちる。パジャマが寝汗で湿っている。 実に不快だ。 窓から外を見れば月が出ていた。 三日月だった。 ぼくの心臓を抉るような形をしている。 外は暗かった。 ぼくを独りぼっちにしそうな暗さだった。 さっきまで夢を見ていた…… いやに現実味を帯びている夢だった。 とりあえずぼくは寝汗を洗い流すためにシャワーを浴びた。 そして寝直した。
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