第3話 滅武器

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「オウ、升!久しぶりだな」 今日は日曜日。 「おはようございます達磨さん」 ブレイカー入団についてなんかするため支部まで来た。 今は朝の九時だ。 「あれ?達磨さん以外の人は?」 前に来た時は十数人いたはずが今回は四、五人しか見当たらいない。 「基本的に土日はオフなんだよ。週休二日制ってやつだ」 化物退治にそんなのあっていいのか? とも思ったが口に出すのはこっちの疑問だ。 「ならなんで達磨さんはここにいるんですか?」 「支部長に呼び出されたんだよ」 「何をやったんですか?」 きっと悪事を働いたんだろう…… 見た目的に…… 「バカ、テメェのせいだよバカ。てかそれは何かァ?俺の見た目がヤ◯ザみてェだからかァ?あァ」 ズンと近付いて来た。 それよりヤ◯ザっぽいの自覚してたのか…… とそんな折、奥の部屋から人影が見えた。 「あっ、支部長さんおはようございます」 達磨さんの横をスルッと抜け支部長さんの元へ挨拶しにいく。 「おはよう人波君。ささっ、こっちの部屋に来て。話は向こうでしましょ」 と支部長さん。 「はい」 と着いていくぼく。 「重さんも早く来て」 とまたも支部長さん。 「升よォ俺を無視したことを後悔させてやるぞ」 と脅迫してくる達磨さん。 一体ぼくは後でどうなるやら……
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