第3話 滅武器

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「同意書は持ってきたかな?」 「はい持ってきました」 と言って出したの書類はとある同意書。 まあ簡単に説明するなら入団することと死んだらすみませんという物だ。 バイト始めると言って書類を親に出したら全く読まずにサインをしてくれた。 「ん、確かにもらったわよ。これで改めてあなたは“魔を滅する者”に入ったわ」 おめでとーと続けて支部長さんは棒読みで言った。 「そんなことより、なんで私は呼ばれたのよ?」 私服姿の彼女――水島さんは彼女の実の母へ質問をした。 当然な質問だろう…… 「そんなら俺も何で呼んだんだよ」 今日もヤ◯ザさんみたいな格好の達磨さんは水島さんに続いて質問した。 「?あれ、言ってなかったかしら?」 子供のいるように見えない美貌を誇る支部長さんはその質問に首を傾げそう言った。 「桜は人波君の教育係で、重さんは多分同じタイプの滅武器だから、今日は人波君に見せてあげて欲しいなーって話なんだけど…… 言ってないかしら?」 はて?滅武器とは?
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