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「話戻していいでしょうか?」
まだまだ小学生みたいに女子高生を弄って楽しんでる大人二人からは話を進める気が見えなかった。
だから取り合えずは仕切らせてもらう。
「へっ?話?……ああそうね、滅武器の話ね」
とてもとても実の娘で遊ぶのを楽しんでたみたいだ。
「で、どこまで話したっけ?」
「ぼくが質問しようとしたら話を遮られたとこまでです」
「う~ん。……あっはいはい思い出したわ!で何よ?」
「いや、水し――桜さんの滅武器って二丁拳銃じゃなかったでしたっけ?」
「ええそうだけど?」
支部長さんはニヤついて桜さんの方を見た。
きっとぼくが彼女の名前を呼んだからだ。
ちなみにぼくは支部長さんのニヤケを無視しました。
「てことは滅武器って種類があるんですか?」
「個人個人どんな滅武器かってのは発動させてからのお楽しみだぜェ」
そう達磨さんが割り込んで言った。
ぼくの問いの直接的な答えにはなっていないが何種類もあるってことだろう。
「そういえば気になっていたんだけどねお母さんは何で人波の滅武器が達磨さんと同じナックルタイプって分かったの?」
ふむ。グローブ系の滅武器をナックルタイプって言うみたいだ。
確かに支部長さんはぼくがナックルタイプと判断したのだろう?
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