第3話 滅武器

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「それはね、」 「珠にいんだよ。滅力が強すぎて滅武器の発動を無自覚でやってる奴がな」 今日二度目の達磨さんによる割り込みが入った。 「けどぼくそういうの着けたことないですけど?」 そういうのっていのは達磨さんのゴツい滅武器のことだ。 そんな問いに達磨さんはあ゙ァァとちょこっと唸り声をあげてこう言った。 「何かよォ、俺のがガッシリならお前の発動はぽわわわんって感じだな」 ……何故だろう、ぼくはこんな説明で理解ができた気がした。 「もっと良い表現の仕方はなかったの?」 ぼくと同じ疑問を口に出すのは桜さん。 「お前には分かりずれェかもしれなェけどよォ、これが一番分かりやすいんだって、なァ升?」 「まぁ……はい」 分かりずらいのは達磨さんも分かっていたことに驚いた。 「今ので、本当に?」 面食らったような桜さん。 「……ぼけ重お前をくびにしてやる」 ……さっき達磨さんに自分の言葉を遮られどよーんとなってる支部長さんがそこにはいた。
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