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伊那 「さて、皆さんちゃんと入園しましたか」 明里 「……はぁい」 伊那 「この遊園地は広いので勝手な行動をして迷子になってはいけませんよ」 董也 「そうだね」 伊那 「と、言う訳で。これからは別行動です!! 目指せ!! メリーゴーランド、コーヒーカップ!!」 ……須藤さんがこんなにはしゃいでるの初めて見た。 遠山 「あいつ、隠してたつもりなんだろうが。かなり楽しみにしてたからな」 董也 「だから、家の前までくると少し変なテンションだったんだね」 ……そうだったんだ。いつも董也くんしか見てないから気づかなかった。 遠山 「じゃ、後はお前らの邪魔せずにあいつのお守りしてっから。楽しんでけよ」 あ、遠山君も行っちゃった。 ということは…… 董也 「明里ちゃん、何乗ろっか?」 2人きり!! ちょっと予定と違うけどこれからが本番!! 明里 「うん、えっとじゃあ……」 ふふっ。 もちろん、この遊園地での行動は全部決めてある。 まず、最初は…… 明里 「ジェットコースターかな」 董也 「……あ、うん」 まずは男の子なら大好きなジェットコースターでテンションを上げてもらわないとね!! 董也 「じゃ、じゃあ、行こっか」 あれ? なんか董也くんの顔が青いような? 明里 「うん、でもなんか董也くん―― 董也 「こ、これは武者震いだよ!! いっや~、久々のジェットコースター楽しみだな~」 明里 「そっか~、良かった!!」 この遊園地のジェットコースターって、凄く恐いって有名だから董也くんきっと喜ぶよね!!
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