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※ほぼ会話です
第0話
少女―の場合
―??side―
これは、俺とあいつの出会い
いつ考えてもあんな奴他にいない
俺の、大事な奴――――――
「―――なあ」
「なぁに、“神様”?」
「お前、本当に願いは無いのか」
「うん、」
「そういう神様は無いの?願い事」
「俺は叶える方だしな」
「そっか」
「けど無いわけじゃ無いぜ」
「そうなんだ」
「ねえ、聞いちゃダメ?」
「別に」
「じゃあ教えてよ」
「―――、一日で良いから、普通の人間に戻ってみたいな」
「そっか」
「神様は、神様始めて何年?」
「数えたことはないが、まあ百年は軽く越えてるな」
「それにしては昔っぽい言葉使わないけど」
「色んな奴と会えば、そいつらの言葉が移るからな」
「ふぅん」
「ねえ、神様」
「なんだ」
「願い事決まった」
「今決まったのか」
「うん、」
「言ってみろ」
「………―――、―――――――――」
「………………!!」
「――――――わかった」
「後悔は無いな?」
「もちろん」
「最後にひとつ、」
「お前は――――、それでもか?」
「それでもだよ」
「その願い、承った」
その瞬間、俺とあいつの回りが白く光った
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