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「やだ!みく!激ヤセしてるじゃん。」
「なんにも食べてないもん。」
「ダメだよ。食べなきゃ。」
美佳は会うたびに綺麗になっていく。
今日もピンクの素敵なワンピースを着ていた。
「離婚して一人になってショックなのはわかるけどさ、ダメだよ。食べなきゃ。」
「うん・・・・・」
「はぁっ。」
美佳は溜め息をついた。
「わかった。男を忘れるには男だよ!みく!」
「え・・・・・?」
「明日、イケメン連れてくるからそいつに慰めてもらいなよ。」
「いいよ・・・・・あたし人見知りだし・・・・。まだ恋をする気分じゃ・・・」
「恋をするなんて誰が言った?」
「え?」
「慰めてもらうだけよ。恋はしちゃダメ。いい?」
「・・・・・・・どういうこと?」
「まぁ期間限定の恋人みたいなものよ。猶予は三ヶ月。その間だけなら好きになるのはいいけど三ヶ月経ったら返してもらうから。」
「言ってる意味がわかんないよ。」
「まぁ明日のお楽しみ。」
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