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ー1995年8月24日ー
(天気)晴れ。
ー9:30分ー
「待ってよ!兄ちゃん!!」
「早く来いよ!俊也!!」
(大石 剛=おおいし つよし) 俊也の兄貴。
僕と兄さんは 沖縄の海に向かっている。
ジャバッジャバッ
「あ~ぁ、冷たい!!」
兄さんは 海の中を泳ぎだした。
バチャバチャバチャッ
俊也は海水が冷たくて、足しか入れないでいる。
ザバァー!
泳ぐのを中断して、顔を上げた。
「俊也!海の中スゲー綺麗だよ!!」
兄さんは 沖縄の海に感激していた。
「せっかく来たんだから、俊也も泳ぎなよ!」
「水が冷たくて!身体も入れないよ。」
「俊、剛、余り奥に行くんじゃないよ。」
砂浜から母さんの声が聞こえてきた。
「わかったよ!!」
剛は元気に言葉を返した。
バシャッバシャッ
「やめてよ!冷たい!!」
「大丈夫だって、なれれば平気だから。」
水をかけられる内に 水温に慣れてきた。
バチャバチャバチャッ
うわぁーおー!水が透き通っていて、凄く綺麗だな。
沖縄の海に興奮する俊也。
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