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最初の言葉は「こん」だけど、ほぼ、初心者に近い私は「こんばんわ お初にお目にかかります」から始まり。
最後は「おつ」なのを「お相手お疲れ様です。ありがとうございました」
できるだけ名前の浸透を目指した。どこまでここで有名になれるかを試したかったかのもあるが、リアルに寂しかったのもある。
最初の出会いは「李」との出会い。
素っ気ない返答と会話の最後の「>ぇりこ」がないのがますます取っ付きにくかったが、そのうちチャットしながらゲームしてると知ったら別になんてこともなかった。
次は、何だか分からん名前だった。
会話はしつこく、場所の特定などしてきて少し怖かった。
「ぇりこはいくつなの~?ww」
何の前置きもなく聞かれたから、どう返答しようか悩んで
「いくつだと思う~?」
と切り替えした。
「え~俺が20で~年上苦手だから同い年だといいな~ww」
内心「げっ…」悩んだ末にぽっかり出てきたのは姉の顔。
「私26だけど~w」
そう、姉の年齢を使わせてもらうことにしたのだ。
このとき私は、どうせ会うこともないサイトの世界だから嘘ぐらい平気だよね。と安易な考えを持っていた。
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