壬生浪士組

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手で合図された土方もゆっくりと水樹の顔を覗き込んだ 土方「!?」 沖田「…」 二人とも黙ってしまい水樹は眉を寄せ、沖田の手を振り払い、また顔を前髪で隠した そして──… 水樹『私に何か話しがあったんじゃ無いんですか?』 冷たく言い放った 土方「ッゴホン…あ~…お前は間者か?」 かんじゃ カンジャ 患者? 水樹『私お腹空いてますけど…怪我も病気もしてません』 水樹は小さく首を傾げた 土方「そっちの患者じゃねー!」 水樹は考え込むように黙り そして 水樹『長州の者ではありません、間者でもありません』 思い当たる方を言う 土方「なっ!?」 驚いた土方をそのままに水樹は沖田に向き合う 水樹『沖田さん…あの…』
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