壬生浪士組

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土方 side 俺が総司を叱りに言ったときに布団の上に座っていた 前髪が邪魔で顔が見えない奴 不気味とか思っていない 挨拶も出来ないだろうと、名前を聞いたら凛とした透き通るような声で 水樹『夏目 水樹です』 それだけを言い放った 総司が悪戯で水樹の前髪を上げた 上げた瞬間驚き怪しい笑みを浮かべた 土方「どうした?」 総司に手で合図され覗き込むと そこにあったのは…絶世の美男子… 綺麗過ぎる顔は真っ直ぐに俺達を見ていたー… 透き通る様な肌 全てを見透かしたような澄んだ黒の瞳 綺麗な形をした唇 全てが俺達を魅了した… 土方「局長の所に行く」 そう言い、立ち上がる 通常なら、嫌がり逃げ出すはず、逃げ出したら斬ればいい そう意気込んでいたが 水樹『はい』 怯えもせず、凛とした声で言った 「お前怖くないのか?」 と聞こうとしたが総司に遮られて聞けなかったがほんの少し興味が湧いた 土方 side終
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