お嬢様、早くお乗りください。

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「であるからして・・・・・」 退屈な教授の話を右から左に流しつつ、私の意識は隣の席の人物にある。 「さっきから、なんの用なの?唐沢君。」 私の右隣の人物 唐沢 翔(からさわ しょう) 3年になってから、なにかと私の隣に座り、授業中ずーーーとこちらを覗いてくる。 正直気持ち悪いし、私は唐沢になど興味はまったくない。
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