お嬢様、早くお乗りください。

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太陽が反射し、異様なまでに光り輝く黒い鉄の塊。 その鉄の塊の入り口をこちらに向けながらたたずむ岡崎は、漆黒のスーツに身を包みこちらに向かってお得意の営業スマイルだ。 ただ、あまりにも私の歩く速度が遅いので今にも怒りだしそうな営業スマイルなのだが‥‥‥ そんな岡崎を見て楽しんでいる私は、もしかしたらSなのかもしれない。 岡崎には負けてしまうが・・
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