お嬢様、早くお乗りください。

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「お嬢様。嘉慶大学に着きました。」 「ありがとう岡崎。それじゃあ。」 「いってらっしゃいませ。お嬢様。」 広々としたキャンパス。 大勢の学生達のいる中でも、私は一際目立つ存在だ。 決してブスでデブだから見ているのではない。 身長165cm、緩やかなカールを作り出す艶やかな栗色の髪 白い肌にピンクがかった薄い唇 そのスタイルは誰もが羨むほどである。 そんな私を、放っておく男なんてこの大学にはいない。
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