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『――あの超絶美少女が主人公に?』
ζ(゚、゚;ζ「多分、ですよ。多分」
家へ帰る道すがら、デレは先日教わった内藤の携帯電話の番号へかけ、キュートが本に「演じさせられている」恐れがあると伝えた。
本当は放課後にキュートと話したかったのだが、デレが声をかけようとするより早く、彼女が教室から逃げてしまったためにそれは叶わなかった。
内藤は悩ましげな声で、ううんと唸る。
『それは確かめなきゃいけないお。デレちゃん、僕が明日学校に行くから、君は――ん?何だおツン……え?』
ζ(゚、゚*ζ「内藤さん?」
『……あー、デレちゃん』
ζ(゚、゚*ζ「はい」
『僕、学校に入れないらしいお』
ζ(゚、゚;ζ「え?どうしてですか?」
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