第二話 あな美しや、恋愛小説 後編

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『――あの超絶美少女が主人公に?』 ζ(゚、゚;ζ「多分、ですよ。多分」 家へ帰る道すがら、デレは先日教わった内藤の携帯電話の番号へかけ、キュートが本に「演じさせられている」恐れがあると伝えた。 本当は放課後にキュートと話したかったのだが、デレが声をかけようとするより早く、彼女が教室から逃げてしまったためにそれは叶わなかった。 内藤は悩ましげな声で、ううんと唸る。 『それは確かめなきゃいけないお。デレちゃん、僕が明日学校に行くから、君は――ん?何だおツン……え?』 ζ(゚、゚*ζ「内藤さん?」 『……あー、デレちゃん』 ζ(゚、゚*ζ「はい」 『僕、学校に入れないらしいお』 ζ(゚、゚;ζ「え?どうしてですか?」
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