4人が本棚に入れています
本棚に追加
誕生日
8月4日
そーたの誕生日
僕は仕事を終わらせ、ケーキを買い
そーたに会いに行った
雰囲気のいい居酒屋の個室
静かに飲めるとこを と考えてたみたいだが
意外と声は筒抜け
個室なのにワイワイガヤガヤ
久しぶりだったからこの位が僕には調度よかった
二人してお酒をカパカパのんで、
酔っ払い、楽しい時間が過ぎた
ケーキを渡し、ほっぺにキスをした
帰り、電車で送ってくれ、家の近所で突然薄暗い細い路地に連れ込まれキスをされた
『お前、10月に彼氏と結婚して11月に引っ越しするんやろ』
『ぁ……う、うん。』
『それまで俺の女になれ』
『えっ!?』
ずっとずっと追いかけた憧れのそーた
いつも僕の事をけちょんけちょんに悪くいい、いじってくる
僕が必死に追いかけてもスィッとかわしていく
追いかけて追いかけて見てたのはいつも背中だった
そんなそーたが僕を真っ正面から見てくれた
僕は揺らいだ
最初のコメントを投稿しよう!