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私はやっぱダメらしい
遂に先生にも見捨てられたようだ
先生に基礎練の時に
“１年サックスの２人、後で教えてあげるから”
すっげぇ嬉しかった
だって、先生に指導していただくなんて……
そしたらね？
ちょいトイレ行ってる間に
…………………もう１人のサックスの仔が先生に指導してもらってた……
私、取り敢えず席に戻った
隣だし、私が居なかったから先に始めたなら気付いて声掛けてくれるだろ、って
………甘かった
２人でずっっっっっっっっと隣でやってた
私が帰ってきたのにも気付いてないんじゃないかと思う程ずっっっっっっっっと
………………残酷過ぎる
逃げた
楽器と楽譜引っ掴んで、音楽室を取り敢えず出た
……………個人練の時間でホントよかった
泣きたかったよ………
“先生の指導いただけない程、そんなに私、ダメですか？”
堂々巡り
答えは有るのに、自分で出したがらないから終わらない自問自答
答え、あった
“私はダメな仔なんだ”
なんか、あまりにありきたりってか考えつき易い答えで拍子抜け
だって、自分がダメなヤツだって、知ってるもの
最悪なヤツだって、知ってるもの
早く生まれ変わりたい
でもまだ死にたくない
…………やっぱ私は最悪だ
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