二つの問題

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「………?あれ…?何、あの人だかりは…。今日ってなんかあった?」 『……いや、多分ないよね?』 学校に着いたと同時になぜだか校舎の近くに人だかりが見えた。 「…行ってみよ!!」 『え……』 けっきょく私は行く気なかったんだけど…、彩音がこういうのが好きで連れてこられた。 『え……?先生…?』 先に声を発したのは私だった。 当たり前だ。 だって人だかりの前には先生がいたんだから。 「え…?なんで拓も…?。何アレ…」 それと拓も。 なぜか人だかりの真ん中には先生と拓がいた。 『おい!!なんだよあの噂!!』 「はぁ?なんのことですか?いきなり何ですか?」 なんだかケンカをしているみたいだった。 周りの人だかりは、ケンカをしているのに気づき、めんどくさいことには関わりたくない、と思ったのかみんな校舎に入っていく。
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