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『んじゃ、俺職員室戻るから。佐久間と帰んだろ?じゃあな』
先生…。
「あれ…?話いいの?なんか話あったんじゃ…」
あ…。
そういえば話…。
話してないじゃん…。
もうすでに先生は職員室に向かっていて止める気にはならなかった。
『…帰ろっか!!』
「いいのか…?なんか…ごめん」
別に佐久間君のせいじゃ…。
でも…。
佐久間君があんなこと言わなければ…。
『…気にしないで。大丈夫だから!!』
なんだか少し佐久間君のことを嫌いになってしまった。
私って…、先生によって左右してしちゃうんだな…。
けっきょくそのまま二人で帰った。
なんだか佐久間君も少し気まずいのか頑張って話題を探してた。
『…ただいま~』
「おかえり~!!」
そのままリビングに向かわずに部屋に向かった。
『はぁ…』
どうしよ…。
まさかみんな拓と私が付き合ってるって思ってるのかな…。
先生…。
連絡しないと…。
でも…。
なんだか怖い…。
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