第一章

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「俺には力なんて必要ないし未来のことなら別に俺じゃなくても」 「そんな甘い考えだとあんた死ぬわよ」 勝手に力の使い方覚えろとか言っといて死ぬってどういうことだよ 「これは海都町の未来からお前らを消し現代を支配しようとする宗教集団アルティミシアの計画だ つまりこっちでなにも知らない間に未来で自分の存在が消されるってことだ もちろんお前の家族も友達もみんなだ」 「それでもお前は力なんていらないと言えるか?」 つまり地球も俺の家族や友達の命運も俺次第ってことか… 「……」 「それでも嫌ならそのメダルを」 「誰が嫌なんて言うかよ」 「みんなの命俺が背負ってんだろ? なら逃げねえよ 俺の名前は霧崎臨 お前らは?」 「自己紹介はまだだったか? 俺はルカ・紫焔一応ハーフだ」 「私は鈴原幸(ゆき)よろしくね」 ヒューー 風が俺たちの間を吹き抜ける 「じゃあ俺たち住むとこないしお前ん家住ましてもらうわ」 「はぁっ!?」 「そうね まぁ修行代だと思えば安いもんでしょ」 「ちょっとぉぉぉお!!!」 まったく……嫌な風だよ…
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