共犯な俺と人質な彼女

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「あー、空から金でも降ってこねぇかな」 そんなあり得ないことを言いながら駅前を歩いてる俺の名前は、 八坂 徹 ヤサカ トオル 今は大学3年。 高校の時に大してやりたいことを見つけられずになんだかんだで大学に行く。 一言で言えば何処にでもいる大学生だ。 まぁ、俺の説明はこのくらいで十分。 駅前を歩いてると、コンビニで見知った顔を見つけ、後ろから声をかける。 「あれっ?大洋?」 「うあっ!?って、誰?」 「俺だよ俺。徹。ってか、びっくりし過ぎだよ」 「徹?…って、中学の時の?」 「そう!その徹!中学卒業以来だからね。忘れても仕方ないんだけど」 「いや、忘れてねぇけど久しぶり過ぎてわかんなかった。にしても久しぶりだな!」
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