七章

10/16
380人が本棚に入れています
本棚に追加
/289ページ
みんなは悪くない。何にも知らないで必死に生きているのに…私1人のせいで、死なせるわけにはいかない。 龍「みんなが死ぬと、お前も死ぬんだよ?」 柚月「私たちは…一族なしでは生きられない…」 龍「蝶がお前の運命だ。運命はかえられない」 だからといって…人間を滅ぼすなんて…。 柚月「考えさせて…」 龍「いい返事を待ってるよ」 それだけ言い残し、彼は道場をあとにした。 柚月「……っ…どうして、私の目の前に現れたのよ!!」 床を叩き、嘆き叫んだ。
/289ページ

最初のコメントを投稿しよう!