第二話の前に

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●梅原宗得について 倉ぼっこの話に実際に登場している江戸時代の人物。彼の所有している土蔵には不思議な事が度々起こり、災厄にみまわれた時は顔が見えない程長い髪の女性の姿をした倉ぼっこが現れ、倉の中の荷物を守り抜いたらしい。 ●この小説に出てくる宗得 実話のものとは異なり、こそ泥だった鷹兵衛を迎え入れる寛大な人物だったり、オリジナル要素が満載です。原作と人物像が違うのは意図的なのであしからず。また、宗得の倉で不思議な事が起こり始めたのは、鷹兵衛が人としての死を迎えた頃。最期まで人の身でありながら、神へと成り上がった鷹兵衛にとって特別な存在。作者自身もコイツじゃなくて宗得様を主人公にすればよかったんじゃないかと思っている。
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