七章 不審な事件

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「もう、鈴鈴ったらほめすぎよ。でもこんなに早く良くなるなんて、医師方に感謝しなきゃね。ところで陛下は?」 「執務室にいらっしゃいます。この頃、宮殿内の警備を強化され、神経をいつも尖らせています」 「………」 劉蓮は明らかに何かを隠している。 風の噂では私と瑛姫を誰かが殺そうとしている。 しかしそれは誰? 母や姉を殺したのもおそらくその人だろう。 いったい誰が?何の目的で…? 「私、執務室に行ってくるわ。私と瑛姫の為に、陛下は苦労なさってるものね」
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