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「お二人の疑問にお答えしましょう」
「聞いておったのか…」
「申し訳ありません陛下。せっかく信頼を裏切り、申し訳なく思います。しかし、この際本当のことをお話しなくてはと思います」
朗はゴクリとつばを飲む。
「まずは何から話しましょうか、そうですね。なぜ私は黄貴妃の計画を話したのか…それはあなたたちに警戒してほしかったのですよ。毒を盛れと言われたのなら、命令に背くことはできない。だから毒を盛った。しかし、なぜお二人は助かったのだと思いますか?それは私が死には至らない弱い毒にすり替えたから。そしてなぜ胡蝶の母と姉が殺されたのか、それは黄貴妃の計画に入っていなかったから私にも分からなかった。黄貴妃が独断で仕掛けたことだ。瑛家との縁をすべて切りたかったのだろう。これが私の隠していたことの全てです」
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