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宿屋から出ると、騒がしい街がそこにあった。
『ソルティ』…この街は世界の商業の中心といっても過言ではない。
その街では昼夜問わず商売が行われている。
そしてその騒がしさの中にも並木があったりと、治安の良さを表現しているヶ所もみられる。
そんな街中を俺は歩いているのだが、人が俺を少し避けていることに気付いた。
そういやこの目隠しもう外しても大丈夫か…
俺はゆっくり目隠しを外した。
どことなく視線を感じる中、綺麗な蒼色の眼を開けた。
3日程久しぶりな光はやや眼にはきつく感じたが、直ぐになれた。
そしてまた何事もなかったかのように、学園へ歩みだした。
その光景に周りの人は少し戸惑いを感じていたが、仕事を思い出し、周りも何事もなかったかのように動き出した。
周りの人は誰一人、彼の眼に別の光が灯ったことに気付かなかった。
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