時忘

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 空の色彩を塗り替える  暗雲 届いて 影夜  森の静けさを打ち消す  稲光 遅れて 雨音  露は木葉を濡らし頬を伝う  風は空気を巻いて雫を叩く  流水 溶ける 足跡   水流 消える 道標   時は歩幅を変えて影を急く  間は不意を越えて識を欠く  天の支配は入れ替わる  夕刻 瞬きで 宵闇  杜の静けさは立ち戻る  雨風 凪いで 鈴音 .
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