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僕の部屋。
見渡せばあちこちに落ちている僕の『抜け殻』。
僕の体から離れた髪の毛や爪。
身体についているときは僕の一部として取り立てて意識もしていなかったのに、身体から離れた途端に不気味さを増す。
変化も思考する事もない抜け殻。
かくいう僕も、他人の意見に流され自ら考えることを放棄している。
僕が自ら考えることを完全に放棄したとき、僕は抜け殻になるのだろう。
しかし、僕自身を放棄した僕は一体何の抜け殻になるのだろう。
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