Chapter1

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チャイムと共に空席第一高校の授業は終わり、生徒達が帰宅する 「そろそろ帰るか」 そう独り呟き教室を出て行った、オレ、黒崎一護もその一人 先に言っておくと黒崎一護というのは偽名だ なぜ偽名かって? それは、俺が普通の人間じゃねぇからだ そう…俺は普通じゃねぇ、特別な存在“虚王”だ そのため、霊圧が異常に高い だけど、ずっと抑えておくには結構体力を消費するからこっちに来てからは、霊圧を抑える為に作らせた指輪を身に着けている ピアスもしたかったけど、校則とやらに引っかかるから付けれなかった 霊圧が高いから常に整の霊、死神、虚はしっかり見えてる だけど、面倒事に巻き込まれるのは御免だから、知らないふりをしてることが多かった 虚王は破面じゃねぇのか、と思う奴も居るだろ 確かに生まれたときは破面だった だけど虚王は破面とはすこしだけ違う どこが違うかっつーと虚の仮面と穴が虚王にはないとこだな まぁ、元々は仮面と穴があったから、今じゃ自由に出したり消したりすることが出来る だから、こうして俺が普通の人間と生活していてもなにも違和感はない もちろん、斬魄刀も持っている だけど、普通の破面や死神が持っているような斬魄刀じゃない 俺等の斬魄刀は、死神の中では“悪魔の刀”と呼ばれ有名になっているらしい なぜ、俺等かって? 実は、俺には血の繋がった兄が2人いる 兄貴たちも俺と同様にこの世界の王だ さっき言った“悪魔の刀”は3振り存在して、俺たち兄弟が1振りずつ持っている だが、そのことを知っているのは、限られた極わずかな奴らだけだ 知るものだけが知る俺等の秘密はまだまだ数えきれないほどある それを語るのは、もう少し後になるだろう
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