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まさしは、無免許でバイクを乗り回しては、同世代の少年に因縁をつけて恐喝、時には殴りつける等傷害事件を連続して起こしていた、札付きのワルだった。
まさしが鑑別所内で、僕の噂を流しまくるものだから、収鑑者の間で、あいつは『発狂したら何をしでかすか解らないホモのサイコ野郎だ』という、噂が瞬く間に広がって、僕はみんなから、気持ち悪がられて相手にされなくなった、そのおかげでイジメも無くなり、僕の精神状態は落ち着きを取り戻したのだった。
僕たちは、四週間ほど鑑別所に拘留された後、僕は医療少年院に送致されて、まさしは初等少年院に送られたのだった。
その後、僕は一年間、まさしは 8ヶ月間の矯正プログラムを受けて卒院、お互い中学校の卒業証書も少年院で授与された
一足早く卒院した、まさしは、現在、僕が務めている水道工事会社に就職したのだった。
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