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悪い方に考えるのが悪い癖だと、姫に言われたばかりなのに...。
遠く鳥の鳴き声がする方をながめ、一つため息をつく。
姫は僕の服を選び、
僕が着たのを確認し
お父様との食事に向かった。
一緒に食事をする事を
お父様は良く思わず、
僕は 与えられた檻での食事。
未だ慣れない食事は、
姫の教育係の人に付き添ってもらいながら摂る。
光を失った当初は、
全く分からず、
ぼろぼろ零し
なかなか食べられなかった...。
いまでは、だいぶ上達した。
二ヶ月前の何時間もかかっていたのが嘘のように
30分程度で食べ終え
食後の珈琲をすする。
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