真夜中での秘密

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「あのさ、亜美はみかんすきなんだよね?」 「そうだよ。なんで?」 「俺さ、家でみかんみっかんないんだよね~。」 昌俊が言った瞬間、亜美が笑った。 「ぷっ。つまんない。」 「笑ってるじゃん!ちょっとおもしろかったでしょ?」 「おもしろくないから。」 さっきの亜美とは別人のようで、すごく笑顔だった。そのあとの会話はくだらないことばかりだったが二人ともすごく楽しそうに笑っていた。
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