幸せな青空と太陽 交換日記

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「な、なんだ!やっぱ集中してなかったんじゃん」 あまりにも返事が早かったので、俺は自転車の運転も集中できなくなるほどびっくりした。 「別にあたしは、もともとバレーボールが好きだったから、ただ練習見てただけだし。もしかして、あたしが昌俊を見てると思った?」 「何言ってんの!そんなこと思ってないから。」 笑いながら答えたが、亜美が見ていてくれていた方に期待していた。 「なんだ。思ってないんだ。」 亜美が言った。 「え?!」 思わず自転車を止めてしまった。 「冗談だよ。まったく本気にしちゃって。」 昌俊はしずかに自転車をこぎ始めた。彼はしばらく黙りこんでしまった。 「昌俊、怒ってる。」 「そんなことないよ。」 「怒ってるじゃん。」 亜美は小声で言った。昌俊が、返事を返そうとした瞬間、亜美が昌俊に寄りそった。
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