二人の自転車

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今日の出来事は、あえて日記にはしなかった。 二人で夜道を自転車で帰ったこと。昌俊の心は亜美でいっぱいだった。 家についても帰り道の風景が思いうかぶ。 日記には今日の部活のことだけしか書けなかった。 翌朝、げた箱に日記を入れた。さすがに彼女の姿は見えず、げた箱あとにし昌俊は自分のクラスへ向かった。 クラスに着き、いつものように、三人が固まっていた。昌俊は小山と遠藤に相談を聞いてもらった。 「もし、好きな人に告白する時ってどこでする?」 「やっぱ、お前好きな人いるんじゃん!」 遠藤は昌俊の肩をたたき、にこやかに言った。 「二人が出会った所は?」 真面目に答えたのは小山だった。
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