曇り空からの太陽

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まぶしい太陽と何も悩み事がないような青空が広がっていた。いつものように昌俊は自転車で学校へ通っていた。昌俊は地元の公立高校に通うごくふつうな高校二年生だ。 「あと三週間かぁ。」 自転車を漕ぎなから呟く。夏休みまで三週間をきりクラスのみんなは夏休みの計画を楽しそうに決めていた。それと反対に昌俊はあまり浮かない顔をしていた。 「おい夏休み前なのにお前絶望的な顔してるな。」 同じクラスメイトの遠藤が話かける。 「お前にはわからないよな!この最悪な夏休みが。」 「あ!部活ね。」 可哀想だといいながら笑い声が昌俊の前で響き、そしてまたグチをいいなから仲良く話はじめた。
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