そばにいるから

彼女との日々

自転車に乗っていると、いつもとはちがう感じで彼女という実感がわいていた。
昌俊は緊張という言葉と嬉しいという言葉が混ざっていた。
彼女の家に着いた時に、目を覚まし、亜美は
｢ごめんね。今日は帰り道送ってもらってるのに寝たりして。｣
｢大丈夫だよ！手伝ってくれてありがとうね！｣
｢またやる時、言ってね！｣
と手を振りながら、いい家の中に入っていった。
本当いうと自主練習の時、亜美が来るまでは、スパイクの調子は全然上がらなかった。彼女が来たとたんによくなり、彼女にはいっぱいのパワーと勇気をもらった気がした。
｢明日は今日みたいに亜美を心配させないようにしなきゃ！｣
彼もまた彼女のおかげで成長している。