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「すみません。忙しいのに、少し時間貰ってしまって。」
「大丈夫だよ!あの、話っていうのは?」
小山は亜美に向かって頭を下げた。
「あいつ、変なところや少しあせってしたりするやつですが気はすごく優しいやつなんです!だからあいつを本当、よろしくお願いします。」
「小山くんは本当に昌俊のことが心配なんだね。」
「あいつは俺の親友みたいなやつなんです。」
「昌俊は昔どんな子だったの?」
「あいつ昔からあんまり目立たないやつで、自分から何でもやるタイプでもなかったんです。でもすごく優しい心をもっていて自分ことよりも相手を優先させるくらいで。」
「それ今も変わってないよね。」
「本当ですよ!あと絶対他の人に迷惑かけるの大嫌いですからね。あいつが恋愛の相談してきた時は驚きました。」
「昌俊、相談したりするんだね。あたしにはあんまりしないから。」
「大丈夫です!あいつはあなたを絶対裏切りませんから!俺が保証しますから!」
「わかりました。あと、あたしも裏切らないから平気だよ。」
小山の昌俊への思いをしっかり受け止め、亜美は昌俊に会いに会場に急いだ。
「あの人は、絶対幸せになる。」
小山は心の中で思っていた。
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